製品ラインナップ:スチームトンネル

無圧蒸気で美味しさを実現するスチームトンネル

蒸し菓子作りに欠かせないスチーマー(蒸し機)。
こちらでは、高品質な食品機械・製菓機械・食品機械の製造を得意とするAICHIの高性能蒸し機「スチームトンネル」についてご紹介します。

[画像]スチームトンネル

スチームトンネルの特長

無圧蒸気発生システム

[画像]饅頭

スチームトンネルの最大の特徴は、「蒸気」です。
美味しい蒸し菓子を作るには、自然の湯気と同じ温度(100℃)の蒸気(無圧蒸気)が不可欠。しかし、一般的な製菓機械で作られる蒸気は、100℃を超えてしまうことがあります。

「蒸気(湯気)が100℃を超えることなんてあるの?」と思われるかもしれませんが、実は圧力がかかる機械内では蒸気が100℃を超えることがあるのです。100℃を超える“渇き蒸気”にさらされるとお菓子は水分を失ってしまい、美味しく仕上げることができません。

[画像]饅頭02

そのため、トンネル型蒸し機でお菓子を作るうえでは、ボイラーによる温度管理と、“渇き蒸気”にならない湿度管理が大切なのです。
AICHIは、独自の技術で炉内の内圧を一定に保つことを追求し、「無圧蒸気発生システム」を開発。
そのシステムを採用したスチームトンネルなら自然の湯気のような蒸気を作ることができるので、ふっくらと美味しい蒸し菓子を大量に作ることができます。

品質を管理しやすい仕組み

スチームトンネルには調節バルブにダイヤル式のインジケータを装備しているため、一目で炉内がどのような状況になっているかを把握できる仕組みになっています。
おいしいお菓子作りに重要な蒸気の湿度は、「3ゾーン湿調式」で各所正確にコントロール。
見やすい操作パネルを使うだけで、誰でも簡単に湿度管理を行うことができます。

安心のカビ対策と事故防止対策

スチームトンネルやその他の蒸し機にとって、もっとも心配しなければならないのがカビの発生。
なぜなら蒸し機の内部は湿度が高く、カビが繁殖しやすい環境になっているからです。
スチームトンネルはカビ対策にも配慮。
上部カバーをリフトアップして炉内を見渡せる構造にし、炉内の乾燥・清掃を簡単に行えるようにしました。また誤って挟まれないよう、下降させる際は安全性を考えて手動を加えたインターロック付になっています。

機能解説

霧吹き装置

蒸す前の饅頭の表面にハリとツヤを与えるために、超微噴霧ノズルから霧を噴射します。

給紙台

饅頭の下側に敷くグラシンペーパーを供給します。

水ぬらし装置(PAT)

饅頭作りの伝統的手法を再現し、ネットとグラシンペーパーの間の布巾を湿らせ、饅頭の下からもまんべんなく蒸気をあてることができるようになっています。
これも無圧蒸気を作るために欠かせない装置のひとつです。

炉内無圧蒸気発生システム(PAT)

無圧蒸気を発生させるための新メカニズム。
蒸気量を調節することができ、優しい蒸気でお菓子を美味しく仕上げます。

コンベア3層構造

独特のコンベア3層構造を採用し、「せいろ蒸し」の状態を作ります。

本体上部リフトアップ機構

ボタンひとつで本体上部を上昇させます。終業後の機器内部の乾燥・掃除を容易にすることで、炉内を常に衛生的に保てます。

結露対策

結露によるカビ発生を防ぐために傾斜型二重天井で露落ちをなくし、出入口フード内の一点に結露水を集めてドレンに流す構造になっています。

その他

グラシンカップ供給装置、デポジター、製品取り出し装置、焼印装置、インジェクターなどのトンネル前後設備を接続して無人ラインを構成。効率のよい蒸しラインを実現します。

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